世の中には腰痛を抱えている人はかなり多いでしょう。
①筋・筋膜性腰痛という筋肉の張りによる腰痛
②椎間板ヘルニア・腰椎分離症・すべり症
が結構多いです。
皆さんも一度は聞いた事があるでしょうね。
特に②は病院でレントゲンやMRIをとらなければわかりません。
(症状とそれを誘発する動きを見れば80%くらいの確率でわかるのですが。)
今日は②のすべり症についてです。
Contents
腰椎すべり症とは
腰椎(脊椎)は積み木のように骨が緩やかなS字状に並んでいて、重力によってかかる負担を分散させています。
運動器障害の「なぜ?」がわかる評価戦略 p140 より引用
一番左の絵で、細かい数字とかは無視ですいいです◯
左の絵の「腰椎前弯角」の部分で、腰椎を構成している骨の一つが前方に滑り出し、痛みを誘発したり、神経圧迫をしてしまうんですね。
腰椎すべり症の運動療法
すべり症の場合、よっぽど症状がひどくない限り手術による治療は行いません。
実際に、すべり症と気付かずに過ごしている人はかなり多いです。
慢性腰痛の人は一度調べて見てもいいかもしれませんね。
で、手術によって滑った骨を正しい位置に戻し、それを固定するような手術をするという治療法と
運動療法によって、これ以上骨が滑って症状が強まらないように、
症状が出ないようにしなければ、治療法としては意味をなしません。
一時的な疼痛の緩和、筋肉の張りなどを解くアプローチを行っても、すっとやり続けなければなりませんし、筋肉の弱体化によって症状を悪化させてしまうこともあります。
マッサージ、電気や針、お灸などがそうです。
東洋医学的なアプローチを行っても、骨の滑りが解消されることはないので。
だから、運動療法は必須なのです。
股関節周辺(特に前面)、呼吸、腹筋群、運動パターンの改善
などなど、いろんなアプローチができます。
これからの時代、運動療法は本当に大事です。
そういった専門家が近くにいる事が、さらに大事です。
そして、それの重要性に気づいている事がもっと大事です。
ほなの。
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