無名の公立校、加古川北を2度甲子園に導いた名将のバイブル『クロカン』

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はじめに

またまた、おすすめ書籍の紹介です。

といっても漫画。

しかし、ただの漫画ではありません。

無名の公立高校だった”加古川北高校”を2度も甲子園に導いた名将、福村監督が指導者としてのバイブルとしている漫画を直々に教えていただきました。

(現在は東播磨高校野球の監督をされています)

『クロカン』という漫画です。

※ 第5巻

『クロカン』とは野球部の監督が主役

日本には数多くの野球漫画があり、素晴らしい作品が多いです。

僕もそれらを読んできており、しかも大好きなのですが

こんなに面白い漫画は久々です。

この物語の主人公は、野球部員ではなく

野球部の監督なんです!

この監督がかなり破天荒ですが、やること全てに意味があり、選手やチームの特性や背景を理解し、はちゃめちゃな言い分と指導方法で導いて行くんですが、なんともこれが絶妙なんです。

そして、それはすごく理にかなっているんですね。

毎回しびれます。。。

 

めちゃくちゃだけど選手が育っていく

 

確かに現実的には厳しいこともありますので、全てを真似ることはできませんが、その考え方や行動指針は参考になるものばかりです。

学校教育としてはかけ離れているかもしれませんが、本当の意味で選手が育つ教育をしているように見て取れます。

まぁ主人公的にはあまりそこが考えられていないのですが。

物語の中で主人公のクロカンが常に口にしているのは

「お前はどうしたいか」

「自分で考えろ」

「お前はそれでいいのか」

ということを常に問います。

 

それを引き出すために、監督解任になったり、体罰もします。

選手を罵倒し、批判しまくります。

選手にノック一本につきお金を支払わせたり、めちゃくちゃです。笑

ただ、内容は言えませんが、本質をついているんですよね。。。

クロカンは、そうやって選手が自らの頭で考え、動く、その上で甲子園にいかなかれば意味がないという軸をぶらしません。

 

いや、そうじゃないと甲子園にはいけないと考えています。

軽い言葉で

「選手のため」

「指導とは」

「導く」

などといった表現を使わず、まず自分が中途半端な行動をしないんです。

 

”普通の熱血野球漫画でもありません”

そもそもクロカンは教師ではなく、雇われ監督です。笑

野球漫画としても素晴らしい物語

一番はクロカンの指導法が面白くて、それによって選手が成長していく様も面白いのですが

世にある素晴らしい野球漫画と同じかそれ以上に、純粋に野球漫画としてもシビれる展開が描写されており、めちゃくちゃ面白いです。

監督という狭いテーマと王道の野球漫画の要素が混じり合っていて、

高校野球の指導者、親、指導に携わる人にはぜひ読んでもらいたい一冊です!!まじで!

まとめ

普段本をあまり読まない人も、漫画なら読めるかもしれません。

そして、この本を紹介してくれてバイブルと言っている福村監督も常識にとらわれず、新たな知識と人からの意見、独自の発想で指導をされています。

独自性だけが全てではありませんが、指導者として何をテーマに指導するか?というのは、とても大切であるということを学びました。

また、指導に関わる人材は、甲子園などの結果だけでなく、野球を通してどのように人を育てたいか?という理念を持つことが大切で、

その軸を持つためにもどんどん読書をするべきだな。と感じました。

クロカン おすすめです

 

[編集後記]

とある高校へ訪問。

久しぶりの再会なので楽しみです。

[娘日記]

今日の朝もお暴れ、毎日娘との格闘が楽しいです^ー^

そのために時間的余裕をもっと増やそう◎

 

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