はじめに
夏の甲子園100回大会に向けて、各都道府県では熱戦が繰り広げられています。
その一方で、全国の半分以上のチームはすでに新チームがスタートして、来年春のセンバツ大会を目指しているというなんとも流れの速い競技です。
で、この暑さの中気合の入りすぎているチームが、この炎天下でガンガン走り込みなんてしてないことを祈りながら、トレーナーとしての提案をしていきたいと思います。
夏場こそウエイトトレーニングの開始のチャンス
こんな暑さの中で、グラウンドでボールを使った技術練習を長時間はできないです。
しかも、終わりの見えない反復練習は本当にただ疲れるだけ。
いくら休憩を挟んでも、とても前向きに取り組むことなんてできないでしょう。
絶対ないと思いますが
長距離走や体力トレーニングなんてマジで無理です。
100歩譲って、選手たちがやりたい!と言ったとしたら、メリットデメリットを伝えた上で検討する
くらいでしょうね。
この時期をきっかけに
ウエイトトレーニングをはじめとした、筋肉量増加、筋力向上のためのトレーニングを実践すべきです。
野球に必要な体力要素を踏まえて優先順位を明確に
野球は2〜3時間の試合時間が通常です。
時間自体は結構長いんですが、セットプレーが中心なので、ほとんどの時間、プレー止まっています。
なので、有酸素能力はいらないとは言いませんが、優先順位は低いでしょう。
スイングやピッチングを考えると、体力要素的には
確実に「パワー種目です」
要は、一回一回のプレーで「どれだけ速く大きな力を出せるか?」
というところをトレーニングの最重要課題にして行くべきです。
筋肥大、筋力向上、瞬発力向上、効率の良い動作習得
をメインにして行くべきです。
持久力もゆっくり長い時間動き続けるのではなく
瞬発的な動きがどれだけ、コンスタントに発揮でいるか?
と行った持久力が必要です。
こう考えると、走り込みより、確実に筋力トレーニングを行ったほうが良いと言えます。
まとめ
指導者であれば、伝統や世間一般の思い込みではなく
根性論でもなく
実際の競技を分析し
トレーニングを学び
指導しなければなりません。
こんな暑い時期にわざわざ長距離を走らせる意味なんて全くないと思いますね。
ほなの。