全く違う仕事をしていた時期がプラスになった。

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20代半ば、アスレティックトレーナーという職業から離れていました。

それまで勤めていたトレーナーの会社をやめ、独立してから2年ほど立ったときに、この業界から去ろうと思っていました。

 

※業界を離れ バイトをしていた時の倉庫 iPhone

 

勤めても独立しても考え方を変えなければ人生は変わらない

初めて勤めていたトレーナー会社は、給料は安く多忙でもスポーツ選手に毎日関われるという事が最大のメリットでした。しかも、働き始めてすぐに経験を積み始める事が出来て、今でもこの経験がベースになっています。

正解でした。

しかし、この超多忙な日々と、低賃金では人生は変わらない、と思い独立。

まぁ、これは自然な流れではあったと思います。

一番は自分が働いたぶんだけお金をもらうことで、時間とお金をコントロールしたいと考えていました。

独立後、順調に仕事を頂き、生活ができて少し預貯金ができるくらい収入はありました。

それと同時に、お金を求める気持ちが強くなり、契約先を増やし、スケジュールを詰めて、時間がなくなっていきました。

やりたい仕事はしているけれど、本来のやりたい内容ではなく、「仕事を回す」ことしか考えられなくなっていたのです。

ただ、独立しただけで、お金と時間に対する考え方が変わっていなかったので、お金は増えても幸せではありませんでした。

 

業界を一度離れて気づいた事

そんな仕事のやり方をしていたので、自分自身も疲れていき、それが契約先にも伝わっていたのかもしれません。

仕事を減らして、一度自分を見直そうと考えていた矢先に、数件の契約先からも継続しないという旨を伝えられました。

このタイミングでほぼ全ての仕事を止めました。

そして、1年間全く関係ない仕事をしました。

 

だいぶ年下の女子大生に仕事を教えてもらったり、怒られたり、韓国人の友達、夜はキャバクラで働いている謎の女性、美容師をドロップアウトした男の子、バイトと旅を繰り返しているフリーター。と様々でした。

 

この経験で気づいたことは、当たり前かもしれませんが

『人生仕事が全てではないということ』

この1年でした仕事は全て、やりがいを感じるようなものではありませんでした。

また、やりがいを感じている人もいませんでした。

しかし、時間になればみんな、自分が本当にやりたい事、いきたい場所へ帰っていきました。

それまで、やりたい仕事をやらなければいけない、やりがいのある仕事をしなければ、と考えすぎるあまりに、仕事を頑張り、時間をなくし、結局は幸せな状態にはなれませんでした。

 

『人生は仕事が全てではないという事』を意識する方が楽しく、オススメです。

 

もしかしたら、やりたい仕事、やりがいのある仕事をしている人の方が、自分自身を苦しめてしまう可能性が高いかもしれません。

 

まとめ

今は運よく、このアスレティックトレーナーという仕事をさせてもらっていますが、僕の人生はこれが全てではありません。

家族がいて、友人がいて、仕事仲間がいて、契約先があって、仕事がある。

そして、自分があります。

それが人生です。

人生を楽しくするためには、時間とお金についても考え勉強します。

 

そのバランスをとる事が、結果的に仕事の質を上げることもありますし、他と違いを出せるヒントになるかもしれません。

 

 

[編集後記]

自分の過去、失敗を書くことは勇気が入ります。

でも、誰かの役に立つかもしれません。

そして、自分を振り返り、これからをより良くするための手助けになります。

 

[娘日記]

寝る前に絵本を持ってくるので、何度も読みます。

絵本の絵を指差して何か喋っていたり、笑ったり、急にどこかへ歩いたり、いろんな事が出来るようになり、興味もあちこちに移っていくんでしょうね。

 

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