秋季大会もいよいよ大詰め、
来年春の選抜高校野球の出場校に選ばれるために、頑張っているチームは引き続き頑張っていただいて、
もうすでに敗退してしまったチームがほとんどでしょうね。
で、ここから、「来年に受けて、強くなるどー!」
「体大きくするどー!」
みたいな感じで鼻息を荒くしていると思います。
今回は毎年繰り返される、高校野球におけるトレーニングの過ちを書いて行こうと思います。
過度な体重アップ
タッパ飯で代表される、食トレですね。
体重増加のためにはやはり食事は大切で、食の細い選手は食べる量というのは大切なのですが、
適切な量や年齢も考えなければなりません。
身長がぐんぐん伸びている成長期は体重増加も起こりにくいでしょうし、
高校野球にはあまりないですが、トレーニング量不足による体脂肪の増加は望ましいものではありません。
体重が増えて、一冬で大きくなったなぁ。。。
みたいな自己満では意味ないですよね。
除脂肪体重、つまり筋肉量が増えていなければ。
闇雲な筋力トレーニング
毎日スクワット1000回しろ。
腹筋1000回しろ。
腕立て1000回しろ。
もう、何を鍛えたいのかわかりません。
精神を鍛えたいのか、体を鍛えたいのか、思考停止なのか。
わけのわからん指導してる時点で、時間の無駄。
専門家になれとまでは言わないけど、基本的なトレーニング理論は誰でも知ることができんですからね。
謎の長距離走り込み
野球はまず下半身、
という考えはあっている
というかスポーツにおいて下半身が重要なのは当たり前ですし、あえていうことではないんですね。
そんなこといい出したら、野球なんて上半身もかなり重要です。
そもそもスポーツ全てに全身が重要です。
長距離を走るなとはいいませんが、毎日毎日長い距離を走り込んで、体力も時間も奪われた状態で、何を強化するのでしょう?
野球は速筋、瞬発系のスポーツなのに、これでは真逆ですね。
野球はやることも多いですし、練習も必然的に長くなりますから、それだけでも体力着くんですよ。
体力的に追い込むというのみの精神論
体力的に追い込むことで精神的に強くなることを否定しているわけではありません。
夏の大会で勝ち進み何試合もするわけですから、そういう体力とメンタルは重要です。
しかし、あまりにも多すぎる。
テレビ映像なんかで出てくる、何本も走ってがむしゃらに顎をあげてフォームもめちゃくちゃで走るなんて場面。
精神や体力を追い込んだり、極限状態での活動をするなら
その状態で正しいフォームではしれなきゃダメでしょ。
ピッチャーなら、極限に追い込まれた状況で投げるだけならできるんですよ。
極限の状態で、正確なコントロールしないといけないのに、追い込むときにただ体を動かすだけのトレーニングや精神力なんていらないんですよ。
野球の特性を考える
よく行われているトレーニングの半分は、野球の特性と逆行していることが多いです。
だとしたら、その半分は必要ないか時間と体力の無駄使いな訳ですから、普通に野球の練習してればいいんです。
野球の投球やスイングは、瞬発力なので速筋系
長距離ではなく、短距離を全力で。
追い込むなら、精神論だけでなく、その中でもコントロールを
「しんどいことを乗り越えた」それは思い出。
しんどいことを乗り越えた思い出は、2アウト満塁の場面でヒット打つスキルには影響しません。
思い出や自己満で勝てるほど、スポーツは甘くない。
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