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ブログの再開
このブログも随分長いお休みをいただいておりました(2週間くらい?)かな?
1年近く毎日記事を書くことを目的にスタートし
書くことに苦しみ
「新人、若手、学生トレーナーが勉強できる環境を作る」ということにたどり着きました。
しかし、毎日更新だと内容が薄くなってしまいやすくなってしまいます。
なので更新頻度を減らすことにしました。
そして、これらを再構築するために色々なことを模索したりしなかったりした期間が今日まででした。笑
早速ですが、今日のテーマです
アスレティックトレーナーの生きる道について考えました。
(パーソナルトレーナーもね)
S&Cコーチと理学療法士並の知識を持ち合わせるべき
- S&Cコーチ=トレーニングの専門家 → 体力向上を目的とした指導
- 理学療法士=リハビリの専門家 → 怪我をした人を日常生活に
- アスレティックトレーナーは=??
アスレティックトレーナーといえば何をする人ですか?
代表的なものに
アスレティックリハビリテーションというものがあります。
スポーツ選手が怪我をして
競技レベルの運動ができるようにリハビリする知識とテクニックです。
簡単にいうと、理学療法士とS&Cコーチの ”間” を行うことなんですね。
アスレティックリハビリテーションだけの知識を高めていても、様々な問題が起こります。
ただ最近では、
その職域は崩れつつあり、
スポーツ選手のサポートをするアスレティックトレーナーであれば、
両方の知識とテクニックをできる限り高める事が重要です。
- 実際に理学療法士が行うリハビリと競技復帰のリハビリは重複する
- 競技復帰後のトレーニングにも再発予防のエクササイズを行う必要がある
- 理学療法士とS&Cコーチについてもらえる選手は少ないので、トレーナーがやる事が多い。
ということが代表的です。
確かに、競技特有の動きや特性を知りそれに即したモノを提供することは大切で特殊な能力でもはあります。
しかし、それはもはやアスレティックトレーナーだからということだけではなくなっています。
まずはこの3つを説明していきましょう。
1、理学療法士が持っているスキルと知識は競技復帰のリハビリに必要
現在では、
理学療法士がその知識を活かして、アスリートに対するサービスを提供しています。
すでに持っている理学療法士の知識とテクニックにプラスして、
競技動作を学びスポーツの現場で活躍しています。
特にリハビリの初期段階から関わる事ができ、
再発防止や理想的なリハビリをする事ができます。
病院勤務をしている、または勤務していた経験がある人がほとんどなので、
医療機関やドクターの連携もしやすい状態にあるといえます。
アスレティックトレーナーは病院やドクターとの距離は、
理学療法士より比較的遠い事が多いので、連携面でいうと遅れをとります。
そんな中で、もはやアスレティックトレーナーが自分の分野だけ勉強しているというだけでは厳しいです。
2、競技復帰や再発予防のトレーニングはS&Cコーチも勉強している
アスレティックリハビリテーションの目的として、
競技復帰や怪我の予防と再発予防があります。
一方で、
S&Cコーチの専門分野であるストレングストレーニングの目的や効果として、
怪我の予防があります。
ということは、
ストレングストレーニングとアスレティックリハビリテーションは重複する部分がありますし、
S&Cコーチの分野も学ばなければなりません。
実際にアスレティックトレーナーの教本で、
リハビリの行程を学ぶのですが、その中で筋力増強の内容はほとんど触れられていません。
しかし、競技復帰の段階ではかなり強い筋力と柔軟性が必要です。
アスレティックリハビリテーションは競技復帰までが目的なので、
S&Cコーチの知識や指導力が必要になってくるということです。
3、理学療法士/アスレティックトレーナー/ S&Cコーチにサポートしてもらえる選手は少数
実際にこの3分野にサポートしてもらえる選手は少数です。
学生なら余計に少なくなります。
日本では病院での診察後、アスレティックトレーナーが一人で対応しなければならない事が多いです。
必然的に理学療法とS&C分野の知識とテクニックがないと本来は成立しない状況ですし、そうでなければ需要はありません。
その知識やテクニックがない状態で契約していたとしても、
選手にとっては良い状態とはいえないでしょう。
アスレティックトレーナーという職域は非常に微妙なものであるという事がわかると思います。
理学療法/ S&Cの知識をテクニックもあり、連携もできる人材
正直な話、
アスレティックトレーナーは幅が広すぎて、
専門分野はあってないようなものなのかもしれません。
だからこそ、
理学療法やS&C分野を熟知し、
それらをスポーツ競技の特性を理解し応用できる人材でないといけない。
というのが理想です。
その上で、
それぞれの分野の人材と連携を取りながら選手をより良い方向へと導くのがアスレティックトレーナーの役割だと感じています。
ここに、ドクターや治療家(鍼灸・柔整)の方、監督・コーチとも連携します。
スポーツ業界ではこのスタイルが良いと思います。
トレーナー、医療従事者の境目がなくなってきている現状
今回、アスレティックトレーナーは理学療法、S&C分野においても専門家レベルになれるようにしておいた方がいいということを書いています。
しかし、
これはトレーナーだけでなく理学療法士が、S&Cやその他の分野を学び、S&Cも理学療法や怪我についてなどを学んでいかないと成り立たなくなってきています。
一般クライアントを対象としたパーソナルトレーナーも、
ボディメイク専門のトレーナーであっても、
自身のスキルを広く深くしていかなければ、トレーナー飽和状態の現状で生き残って行くことは厳しいでしょう。
その上で、
人間力、ビジネス力、時代の流れを読む力、行動力など専門領域以外の力を高めて以下なりません。
まとめ
アスレティックトレーナーだけでなく、
すべての医療分野がそれぞれの領域を取り入れ学び、しかも連携を取って行く事がこれから生き残って行くためには必要です。
これからどんどん、
普通のトレーナー、
自身の領域にしか興味がないトレーナー
は淘汰されていきます。
そうならないように、そしてより発展して行くために、学び考え、新しい発想を取り入れていきましょう。
このブログでそこの部分を発信することも考えています。
ほなの。